【書評・試してみる価値アリ】『死ぬほど読めて忘れない高速読書』

高速読書

みなさん、こんばんは。管理人のひっぺです。

今日は2020年最初の1冊目として、上岡正明さんが書かれた『死ぬほど読めて忘れない高速読書』をレビューしたいと思います。書店の平台に並べられていることも多く、インパクトある四字熟語ですので、記憶の中に入っている方も多いかもしれません。

出だしからなんですが、ぼくは速読やそれに準ずることをテーマにした書籍に対して、ほとんど信頼を置いていません。というのも、読書好きになった入り口は小説からで、「本を飛ばして読んだり斜め読みするなんて言語道断だ!」と思っているからです。言葉の1つ1つ、行間の間合いを楽しんでこその本であり読書でもあるのに、それを無視した読み方をするなんて、1ミリも納得をすることもできません。

ではなぜ、本書を読もうと思ったのか。
きっかけは義理の父から薦められたからでした。
権力に屈したわけではないですよ(笑)


高速読書は具体的にどうやる

高速読書のポイントはシンプルに3つです。

①ドッグイヤーをしながら全読みする(15分)
②ドッグイヤーの部分のみを読み返し、青ペンでコメントを書く(10分)
③青ペンでコメントした部分のみを読み返す
(5分)

1日30分の読書を3回にわけて、できれば異なる場所で集中して読むのが、高速読書の根幹をなす部分です。場所を変えるのは、脳科学の分散記憶にもとづき、青ペンでコメントするのは、脳科学のエピソード記憶にもとづいているそうです。

記憶に残っている思い出を振り返ると、その多くは場所やエピソードと紐づいています。受験勉強の後によく行ったファーストフードとか、山下公園で初めて彼女と手を繋いだとか、東京の博物館で見た狩野永徳の絵が忘れられないとか、記憶に鮮明に残る思い出は、それ単体ではなくて、やはり何かと紐づくと思います。そのため、分散記憶とエピソード記憶の話は納得することができました。

もうひとつ付け加えると、高速読書の後に、アウトプットすることが大事だそうです。目的意識を持って、集中して読むだけでなく、読んで学んだことを箇条書きでいいからアウトプットする。本書にはアウトプットの事例が図解されていますので、この点も参考になるポイントだと思います。脳科学的なアプローチと、なかなかしようと思ってもできないアウトプットの掛け合わせで、より記憶に定着する読書タイムとなるわけです。

義理の父の高速読書プレゼンに惹かれる

昨年のクリスマス、こどもたちを連れて、妻の実家まで遊びに行きました。そのとき、義理の父が「この本、おもしろいぞ」と薦めてくれたのが『高速読書』でした。

冒頭で書いたとおり、ぼくは速読系の本に良いイメージを持っていませんが、「本当に30分で読めた。内容もしっかり覚えている。これで今よりもっと多くの本が読めるようになる。限られた人生の時間で限られた本しか読めないが、それが1冊でも増えることは心の豊かさに繋がる」と、高速読書の手法の先に見えた未来に、ぼくの心は惹かれたのでした。それも人生の大先輩が言うのだから、試してみるだけでも価値はあるんじゃないかと思いました。

義理の父はもともと読書好きで、年間100冊以上の本を読む人です。その人がわくわく、いきいき、楽しそうに『高速読書』の魅力を語っていたので、ぼくも行動に移しやすかったのかもしれません。義理の父のプレゼンも、ひとつのアウトプットではありますよね。

そして高速読書を実践してみてどうだったのか

ぼく個人のメリットデメリットを挙げてみます。

メリット①:読書のスピードが上がった(1日3冊読めた日も!)
メリット②:ポイントを掻い摘んだ方が内容を忘れない(記憶に定着する!)
メリット③:アウトプットが未来の自分の糧になる(すぐに思い出すことも!)

読書の冊数が増えると、単純に読んだ感を味わえるので、心持ち的にもかなりポジティブになれます(笑)。それに、丁寧に読んで忘れるくらいなら、端折って読んでポイントを掴んでいた方が有益です。アウトプットも、後から見返すことができるので、誰かに話すときにも役立ちますね。

デメリット①:30分じゃ読めない(時間を意識しすぎると読み方が雑になる)
デメリット②:小説には向かない(高速読書は全ての本に当てはめられない)
デメリット③:電子書籍との相性はイマイチ(ドッグイヤーも青ペンも難しい)

慣れの問題かもしれませんが、30分で1冊読むのはなかなかのしんどさです。通常のビジネス本でも、読み切ることが難しいです。小説に関しては、高速読書をしない方が、描写がリアルに身体に入ってくると感じています。また、高速読書は紙の本を前提にした方が、記憶への定着も良い印象です。電子書籍は手軽ですが、読んでる感がわかりにくいのと、紙のように手軽に折ったり書いたりすることができません。追ったら端末が壊れますし(笑)

1つでも得られたら丸もうけ

特にビジネス本においては、高速読書の手法で冊数をこなしていった方が、デイリーの業務で忙しいビジネスパーソンにも役立つメリットがあると思います。業務上、必要なことを素早く吸収しなければならないタイミングは往々にしてありますので、良い意味で割り切っていくのが大事なのかなと考えるようにもなりました。2000円弱の投資で1つでも得られることがあれば、費用対効果は抜群に良いと思います。

ぼくは今後も『高速読書』をひとつの手段として、読書タイムに取り入れていこうと思っています。手法を完全に身につけるよりも、本からインプットしたものを着実にアウトプットする方が、仕事にも生活にも役立ちそうですから。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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